カーネーションと僕の話。
カーネーションと僕。
カーネーションを聞いたのは、ごく最近の話。たしか2014年の出来事。
僕のボーイミーツガール というアルバムをプロデュースしてくれた佐藤優介さんがきっかけだったと思います。
聴き始めた同時期に、縁あってうどん兄弟というアイドルのレコーディングに参加して、そのレコ発ライブで直枝さんと共演しました。
このイベントのアンコールでedo riverをみんなでやることになって、なぜかテンテンコさんと僕がコーラス、前方にうどん兄弟のアイドル3人、直枝さんがギターを弾くという状況になりました。
僕は、その頃カーネーションのアルバムは1枚しか聞いていなくて、恐縮しながらその場に立っていました。
場違いだなぁという気持ちと、なんだか特別な時間だぞという確信のあいだで どういう顔をしていいか分かっていませんでした。
ただ、カウントが始まって本番の演奏を間近で見た内容がすごかった。直枝さんがギターを弾く背中に痺れたのでした。
ギターを握る直枝さんはとてもかっこよくて、確かその時使っていたギターはスカート澤部さんのSGだったんですが、まるで昔から使っていたかのように鳴っていて、そこから僕は過去作を買いあさりました。
その少し後ぐらいに、大谷能生さんと毎月イベントをやることもあって、カーネーションについて定期的に話をしては盛り上がりました。
以前、大谷さんのご自宅で、カーネーションのレコードを聴きながら、大谷さんにカーネーションのどこがいいか熱弁されながら聞いたわけです。
35年 やるというのは、いったいどういう気持ちなのでしょうか。
色気のある声、最近の僕は声に憧れることが多いので、直枝さんの声は憧れてしまいます。僕は誰かに憧れたりしてみたいと 久しぶりに思ってしまったのです。最高です。
タイムマシーンがあったら、edo riverのコーラスをやらせてもらった23の僕をぶん殴って、お前は100回はedo river聴いてからステージに立てよと伝えたいものです。
コーラスは親切なテンテンコさんに教えていただき、楽しく演奏しました。
もっとやれたぞと、あのときの後悔はありますが、直枝さんカーネーションに会えたのは本当に素晴らしい財産だと思います。
カーネーション 日比谷野外音楽堂のライブは、影響を受けやすい僕にとっては、素晴らしい演奏でした。
駄作でもいいから、とにかく作り続けると、言葉では簡単に言えます。
行動に移すのが、年々時間をかける部分も増えていくのも事実です。
それでも 音楽をまた一から頑張りたいと思います。
1回きりのライブでどうにかなろうなんて思うんじゃなくて、毎回の積み重ねできっと35年があったと思いました。
また直枝さんにお会いするときは最新作聴いてもらいたいですね。
マーライオン